熱い出演者と気の利くスタッフに恵まれ、『劇団 シースルー霊界。』として『煙が目にしみる』を公演したのが2010年。そして『劇団そふとばんく。』として『よつあしダディ!』を公演したのが2012年。両公演とも連日満員のお客様を迎えて無事公演を終え、当初の予定通り解散いたしました。
が、二度あることは三度ある。このたび、当時の出演者や演出家を中心に、再び小劇場で公演を打つことになりました。
今回の『劇団 柿本家。』もまたこの公演限りで解散する期間限定の演劇ユニット。いつもはそれぞれの劇団や芸能事務所で活躍している役者達が、この公演のためだけに集結してくれました。
演目は、演劇集団キャラメルボックスの名作『広くてすてきな宇宙じゃないか』。あまりにも有名な劇団の、あまりにも有名な作品なので、本家のキャラメルボックス以外でも数多く上演されており、観たことがある人だけでなく、出演した経験があるという方も多いことでしょう。大人だけでなく、中高生でも充分に楽しんでいただける作品です。
この作品を、『よつあしダディ!』で演出家デビューを飾った鈴木結沙が再び演出。予算や劇場の広さの面では本家キャラメルボックスの公演には遠く及びませんが、私達なりの演出・解釈でお楽しみいただきます。
今回は、8月17日(金)午後1時開演の回をお子様歓迎の回といたしました。子供連れではなかなか劇場に行けないという子育て世代の方もぜひご来場ください。もちろんお子様が騒ぐようなことがあれば親としてそれなりの対応をお願いしますが、周囲のお客様も、多少の声などには寛容な気持ちでいていただきたく願います。
その代わりと申しましょうか、これ以外の回は10歳未満のお子様は入場をご遠慮いただくことにしました。
また、本公演はちょうどお盆の季節に上演なので仕事は休みという方が多いでしょうが、その一方で昨今はシフト制の職場も多く、夏休みも週末も関係ない方も結構いらっしゃいます。しかも、なかなか定時で仕事を終えられない。
私たちは、そうした方にもぜひ観に来ていただきたいと考え、夜の回の開演時間を可能な限り遅く、8月16日(木)・17日(金)・18日(土)の最終回は午後8時開演といたしました。
いつもは残業残業で退勤したら家に帰るしかないという方も、ぜひ荻窪小劇場にお立ち寄りください。上演時間は約1時間なので、芝居を観てから帰っても明日の仕事には差し支えないはず。いや、むしろそういう忙しい方にこそ芝居の力で活力を与えたいと思
います。
皆様のご来場を心よりお待ち申し上げております。
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