劇団 シースルー霊界通。
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劇団紹介
公演毎に出演者とスタッフを集め、終わったら潔く解散してしまう、たきざわ勝彦プロデュースによる荻窪小劇場公演シリーズも今回で4公演目。
過去には、
2010年8月 劇団 シースルー霊界。『煙が目にしみる』。
2012年8月、劇団そふとばんく。『よつあしダディ!』。
2014年8月、劇団 柿本家『広くてすてきな宇宙じゃないか』。
と3度公演してきましたが、いずれも連日満員のお客様を迎えて無事公演を終え、当初の予定通り解散いたしました。

さて、これまで1年おきに上演してきましたが、今回は1年置かずに2015年8月に上演いたします。
演目は、2013年6月に(劇)快心劇が初演して好評だった『千葉さん』。
作者の片川優子さんは、なんと中学3年の時に執筆した『佐藤さん』という小説で第44回講談社児童文学新人賞に佳作入選(入選当時は高校1年)。その後もコンスタントに作品を発表し続け、大学院生になった今も分子生物学を研究するかたわら朝日中学生ウィークリーに『アンサンブル!』という吹奏楽部の物語を連載していらっしゃる才媛。
その片川優子さんがデビュー作『佐藤さん』のスピンオフ作品として小劇場で公演することを前提に書き下ろしたのがこの『千葉さん』です。戯曲としてはこれが初めての作品だそうですが、さすがプロの作家さんだけあって、ツボを押さえたとても面白い作品に仕上がっています。
本作は『佐藤さん』を読んでいない方にも充分楽しめる作品となっていますが、劇中にも名前だけ佐藤は登場するので、公演後にでもお読みいただければと思います。

なお、8月14日(金)午後2時開演の回をお子様歓迎の回といたしました。子供連れではなかなか劇場に行けないという子育て世代の方もぜひご来場ください。もちろんお子様が騒ぐようなことがあれば一旦外に出るなどの親としてそれなりの対応をお願いしますが、周囲のお客様も、多少の声などには寛容な気持ちでいていただきたく願います。
その代わりと申しましょうか、これ以外の回は10歳未満のお子様は入場をご遠慮いただくことにしました。

皆様のご来場を心よりお待ち申し上げております。
主宰からひとこと

今年(2015年)の1月、私の芝居の盟友ともいうべき鈴木結沙さんがお亡くなりになりました。
たきざわ勝彦プロデュースによる荻窪小劇場公演シリーズにも全作品に関わってくれていて、『煙が目にしみる』では出演、『よつあしダディ!』では演出、『広くてすてきな宇宙じゃないか』ではやむを得ず途中降板したものの初代演出として舞台の基礎を築いてくれました。本当ならこの公演にも制作関係でお手伝いいただくことになっていたのですが、残念でなりません。
謹んでご冥福をお祈りいたします。

この公演の企画は鈴木結沙さんがまだ存命中から立ち上がっており、その時にはまさかお亡くなりになるとは思っていなかったわけですが、奇しくも新盆に上演をすることとなってしまいました。しかも演目は幽霊モノ。
本作には幽霊は3人しか登場しませんが、もし4人見えたらそれは鈴木結沙さんがこっそり出演しに来てくれたのかもしれません。

鈴木結沙さんには生前、制作や出演者集めなど実務面でも大変お世話になっており、事実上の副主宰だったので、彼女を失ったことは精神面だけでなく実務面でもそのしわ寄せが来て、私としてはちょっと大変なことになっちゃっているのですが、まだ生きている私としては、何とか頑張ってやっていくしかありません。
また、観に来ていただくお客様にとっては私の芝居仲間が亡くなったかどうかは関係ないこと。作品としてい鋳物を作るために、全力を尽くす所存です。

劇団 シースルー霊界通。主宰 たきざわ勝彦


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