劇団そふとばんく。
劇団紹介


熱い出演者と気の利くスタッフに恵まれ、『劇団 シースルー霊界。』として『煙が目にしみる』を公演したのが2010年。『煙が目にしみる』は連日満員のお客様を迎えて無事公演を終え、『劇団 シースルー霊界。』は当初の予定通り解散いたしましたが、このたび、当時の出演者を中心に再び小劇場で公演を打つことになりました。

今回の『劇団そふとばんく。』もまたこの公演限りで解散する期間限定劇団。いつもはそれぞれの劇団や芸能事務所で活躍している役者達が、この公演のためだけに集結してくれました。
演目は、劇団らちゃかんの名作『よつあしダディ!』。奇病に冒された父親とそれぞれに問題を抱えた家族を中心としたハートフルコメディなので、大人だけでなく、中高生でも充分に楽しんでいただける作品です。
この作品を、『煙が目にしみる』で主役の妻・野々村礼子を好演した鈴木結沙が演出。予算や劇場の広さの面では本家らちゃかんの公演には遠く及びませんが、私達なりの演出・解釈でお楽しみいただきます。

真夏の公演ですが、舞台上の季節は梅雨。梅雨の晴れ間のような気持ちのよい公演になればと思います。

主宰からひとこと

「お客様と近い距離で芝居がやりたい!」
ただそれだけの個人的な想いで公演した『煙が目にしみる』から2年。その思いは今も色褪せることはありません。
最近は嬉しいことに1000席を越す大ホールの舞台に立たせていただくこともありますが、ホールが大きくなればなるほどお客様との距離は遠くなる。私はオペラの舞台に立たせていただくことも多いのですが、オペラともなると舞台と客席の間にオーケストラピットまであるのでお客様はさらに遠い。小劇場にばかり出演していた頃は「いつかは大きなホールで」と思ったものですが、ホールに出演するようになったらなったで今度はお客さんとの近さが恋しくなるのです。

また、前回の『煙が目にしみる』では出演だけでなく演出や制作も兼ねていたためどうしても演出としての作業や制作の仕事を優先せざるを得ない面があり、本当は舞台に立ちたくて劇団を作ったにもかかわらず役者としては充分な役作りができなかった。その反省から、今回の演出は前回の共演者である鈴木結沙さんにお任せすることにしました。

かように、自分の想いを実現するために知り合いの役者さんやスタッフさんを巻き添えにしているわけですが、私を慕って、あるいは期待して集まってくれた仲間に「劇団ソフトバンク。(仮)に参加できて良かった」と言っていただけるように、そして何より観に来ていただいたお客様全員に「安いチケット代だった」と言っていただけるよう全力を尽くしますので、よろしくお願いいたします。

劇団そふとばんく。主宰 たきざわ勝彦

演出からひとこと

一昨年、同じ劇場で芝居を愛する仲間が集まって公演をした「劇団シースルー霊界。」
すてきな共演者とすてきなスタッフに恵まれ、おかげ様で好評を博すことが出来ました。
そのとき私は役者でした。
公演終了後、疲れ切ったはずの私と主宰は、「次は何をやる?」ともう次の公演を打つことを考えていました。
その心は、「あの素敵な仲間と同じ劇場でまた舞台に立ちたい!!」と言う仲間と芝居を愛するものでした。
そして私の頭の中には、「今度は演出として、役者としては見えない目線から芝居を作りたい」と言う野望に似たものが芽生えていました。
今回も素敵な台本にも出あい、前回と同じ仲間も、また新たな仲間も加えてしきり直します。
劇団名も新たにし、気持ちも新たに「初演出」に取り組もうと考えています。

劇場の入口を入ったらもう芝居の世界の始まりです。
観て下さるお客様も「なんだか私も芝居の家族の仲間入りをしたみたい」と、お帰りの際は芝居と現実の世界の間でちょっと迷子になるような、そして迷子になったことで「なんだか心に甘いシロップでもたらしたみたい」と、そんな気持ちになって頂けるような舞台を作りたいと思います。

劇団そふとばんく。演出 鈴木結沙

[Topに戻る]

Since 2012.3.31.   Only Japanese
Copyright (C) 劇団そふとばんく。 All Rights Reserved.

yotsuashi@taki-works.com